メリノウールが僕らに火をつけた!?

メリノウールが僕らに火をつけた!?

グラフィックデザインとウェブデザインを主な生業としている僕たちが服作りをはじめたきっかけは、よくある

「洋服が好きなので、いつかオリジナルブランドを立ち上げて、服を作ってみたかった。」

って感じではない。

洋服はまあまあ好きなメンバーが揃っているけど、めちゃくちゃ好きか?と言われるとそこまででもない。

実は過去に一度ブランドをたちあげようとして服作りに挑戦し、色々サンプル作ったけどもしっくりこなくてやめたことがある。だれも「やめよう」とはっきりと言ったわけではなく、みんな一様にしっくりきてなかったから、空中分解とか自然消滅みたいな感じだったと思う。


時が過ぎ、いつしか服作りの話は頭からすっかり消え去った。

一方、僕たちは本業の方でよく撮影に出かける。アウトドアフィールドにも出かけ、山にも登る。Goproを持ってランナーを追いかけ、スノーボーダーと滑る。

by Hao ModaPhoto by Hao Moda

寒さや暑さが厳しいところでの長時間の撮影は、カメラのバッテリーだけでなくヒトの体力・気力もすぐにLowになってしまい、結果仕事の出来に影響してしまうなんてことになりかねない。

いつしか、よい仕事をするために帯同する撮影機材だけこだわるのではなく、身につけていく衣類にも気を配るようになっていった。

Photo by Hao Moda

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そんなこんなで出会ったのがメリノウール。

着心地がよくて、暖かい。動きやすく、汗もよく吸い、汗臭くならない。

なんなら夏に半袖を着ても涼しい。汗かきな僕は本当に重宝した。

撮影仕事だけでなく、寒い日の自転車通勤、エアコンが古く気温調整の難しい僕らのオフィス、2・3日の出張にはメリノウールのシャツ1枚を着回した。

いつの間にかクローゼットにメリノウールのシャツがあふれた。

一年中、仕事にアウトドアに部屋着に肌着に一張羅にメリノウールのシャツを着はじめると、どんな場所にもフィットするデザインのモノが欲しくなり、探し始めた。

意外とない。(僕のWEB検索力が低いだけかも…)

じゃあ、つくろう。

こんな感じで再び僕たちの服作りがはじまった。

前に失敗したときと明らかに違うのは、まだ市場にあまりなくて、きっとどこかの誰かは欲しいと思っているもの作る、「その人の役に立ちたい」といった思いが芽生えたこと。

そんなこんなで、服作りの思いが再燃。僕たちに火をつけたのはメリノウールだった。

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